ジャスパー 天然石・パワーストーン 言われ・効果・意味辞典

古代ペルーでは、強い魔除けの役目を果たすと信じられていたジャスパー。持ち主に降りかかる災難を遠ざけ、危険が迫った時には持ち主の身代わりとなって割れるとも言い伝えられています。心身を守り癒してくれると同時に、人間関係のトラブルや悪縁を断ち切ってくれる守護石です。

ジャスパーが持つと言われるパワー・意味について

石英系の石であるジャスパーは、石の中に混じる不純物によって緑色や黄色、白色や赤色といった様々な色や模様を見せます。石の性質としては瑪瑙(めのう・アゲートとも言う)と同質ですが、瑪瑙よりも多く不純物を含むようです。
和名で碧玉(へきぎょく)とくくられるジャスパーの中でも、知名度が高いのは赤褐色のレッドジャスパーです。燃える太陽のような活発なパワーをジャスパーの赤が受け止めてくれるので、この石を持つことで体内に活力が得られたり、行動力が高められ前向きな性格になれると言われています。また、精神にも働きかけて苛立ちや怒りなどの感情を取り除き、精神を安定させてくれるヒーリングの側面もあります。
ものを作り出す、クリエイター系のお仕事をされている方には、インスピレーションを与えてくれるのだとか。アイデアが欲しい時に身につけるのもいいかもしれません。

仕事や生活の中で足を引っ張ってきたり、余計な言動で嫌な気分にさせられる相手をジャスパーは遠ざけるとされます。長い付き合いだから無下にできない、とずるずる続いているような間柄でも、優柔不断な気持ちにけりをつけて自然と関係を切れるように働きかけてくれます。そして悪影響が断たれた後に、よりよい縁を招いてくれるのだそうです。
他者からの影響に毒されることがなくなれば、より自分の行動に自信を持ち、確かな判断力や洞察力を養えるでしょう。感情をコントロールして自らの意思に素直になることで安心感が生まれ、どっしりと地面に足をつけるような気持ちで生きていけるはず。
人間としてひと回り成長したい時、ジャスパーはあなたを守り、力を貸してくれるのです。

こんな方に好まれて使われています

・悪縁を絶ち、良い人間関係を築きたいとき
・心身を活性化させたい、パワーが欲しいとき
・自信を持ち、ポジティブな気持ちで生きていきたいとき

ジャスパーのお手入れ・浄化方法

セージの煙でいぶしたり、水による浄化が適しています。日光や月光にあてたり、クラスターの上に置くことでも浄化できます。

鉱物データ

ジャスパー(碧玉[へきぎょく]) Jasper
赤色、緑色、黄色など(不純物により変化)
主な産地
インド、ベネズエラ 他
結晶系
潜晶質石英・三方晶系
硬度
6.5~7