クンツァイト 天然石・パワーストーン 言われ・効果・意味辞典

ごく淡いピンク、紫、黄色、緑などの色合いを見せるクンツァイト。キラキラとした輝きを見せる優雅な質感に魅了される人も多く、人気のあるパワーストーンです。宝石学者のクンツ博士が1902年に発見したことからこの名を受けました。人間の心に寄り添い、優しさや愛情、感情の安定をもたらしてくれるとされています。

クンツァイトが持つと言われるパワー・意味について

ほんのりとした石の色づきは、ラベンダーパープル、ライラックピンクなど可憐な花の色彩に例えられることもあります。輝石と称される光沢を持った鉱物で、宝石としての希少価値も高く、一つ持つだけでもかなりの存在感を見せてくれます。
おおらかな愛情や思いやりを持ち主の中から引き出し、他者に対して見返りを求めずに行動できる、慈愛の精神をもたらします。周囲の人と交流することの純粋な楽しさを原点としてふるまうことで、次第にあなたはまわりの人達から愛され、結果として自分を愛することができるようになるはずです。信頼や厚意を感じられず、孤立して過ごしてきた人に、一歩踏み出す勇気をくれます。

精神的にストレスを感じてイライラしたり、他人の行動が理解できず悩んだり苦しんだりしてしまう時、クンツァイトが支えてくれます。ささくれだつ気持ちを鎮め、緊張がほぐれることで異なった価値観を許容し「そういう考え方もあるのか」と認めるきっかけをもたらすのです。相手が何故その行動をするかを受け入れられれば、感情的な混乱や苛立ちも収まり、人間関係を協調性のあるものにしてゆけるでしょう。
他人に与えずして求めることなかれ。他者に施す喜び、それを人は無償の愛と呼ぶのかもしれません。自分から人を愛したいと思う人と相性の良い石です。作り出し与えるという意味で、クンツァイトは直感や創造的なインスピレーションをもたらすとも言われています。物を作る仕事をしている方にも心強いお守りになってくれるでしょう。

こんな方に好まれて使われています

・愛情をもって他人に接し、人間関係を改善したいとき
・気持ちを安定させたいとき
・不安をなくし、自分に自信を持ちたいとき

クンツァイトのお手入れ・浄化方法

石の性質上、縦方向に割れやすい特性があります。衝撃に弱いため、流水や太陽光の熱など刺激を与える浄化方法は避けてください。
セージでいぶす、月光浴、クラスターでの浄化をおすすめします。クラスターに乗せる際には、落下しないよう注意してください。

鉱物データ

クンツァイト(リチア輝石[りちあきせき]) Kunzite
ピンク、淡い紫、黄色、緑
主な産地
アフガニスタン、ブラジル、アメリカ、マダガスカル 他
結晶系
単斜晶系
硬度
6.5~7